テイルズオブベルセリアやりこみ実況の裏話:メンタルがゴリゴリ削れた実況だった

ゼスティリアのゲーム実況を投稿している時に発売されたテイルズオブベルセリア、一日18時間プレイし3日でクリアするほど夢中になったゲームで、ゼスティリアの続編ということもありゲーム実況2作品目はベルセリアに即決定だった。

実況の概要

まずはベルセリアやりこみ実況の概要とデータについてまとめてみた。

実況タイトル【トロコン】テイルズオブベルセリア やり込み解説実況
投稿期間初投稿:2017/11/25 ~ 最終回:2022/02/13(1,551日間)
やりこみ内容トロフィーコンプリート、図鑑のコンプリート、ボスワンコンボ撃破(途中から)
動画数本編107本
総再生時間46時間50分46秒(約2810分)
YouTube総再生数339,464再生(2023年6月9日現在)
ニコ動総再生数192,943再生(2023年6月9日現在)
ニコ動総コメント数4,172コメント(2023年6月9日現在)

ベルセリアの実況からYoutubeに投稿を始めたが、無名にも関わらず約34万再生していただいて非常にありがたい。
ニコ動の再生数も合わせると約53万再生でゼスティリア動画の20万再生の倍以上再生されているのは、僕の実況が面白いからというより「ベルセリア」というコンテンツの強さが現れた結果だと思う。

個人的に見どころだと思っているところ

ゼスティリアとの比較

ゼスティリアの過去の話ということで建物やフィールドなどの地理や文化など、よく見るとベルセリアとゼスティリアが繋がっている要素がふんだんにある。それを編集を使って見せているところが見どころの一つ。(Part31の冒頭など)


この比較は自分自身も知識として知っていただけで、実況の時に初めて実際のゲーム画面を見つつ比較したが、非常に面白いと思えたのでゼスティリア・ベルセリアをプレイした視聴者の方にも楽しんでもらえた要素だと思っている。

ボスをワンコンボ撃破

ベルセリアは状態異常発生確率やのけぞり時間、ダメージを上げる方法が豊富に揃っているので、それらを活用すれば最高難易度のボスであっても1回のコンボで倒すことが出来る。そのコンボの組み立て方や下準備なども見どころの一つ。(参考:Part87の13:15からリュウマジン戦)

実況の裏話

ここから裏話。というか苦労話。

最初、戦闘(ボスのワンコンボ撃破)は頑張らないつもりだった

ベルセリア実況の投稿初期、動画でやりたかったことはトロコンとゼスティリアとの比較とシステムの解説だった。戦闘は頑張るつもりはなく、基本的に弱点連携→スタン→連携秘奥義でさっくり撃破!という流れで攻略する予定だった。
実際にPart14の6:17から「今後のボス戦は連携秘奥義を使って倒そうと思っている」と発言している。

テイルズの戦闘はやり込むと際限無くやり込めて時間を費やしてしまい、こだわりだすと動画の投稿間隔が伸びてしまうためPart32(動画の後半)のようなスタン解説などの解説パートだけしっかり作って戦闘は連携秘奥義でゴリ押すつもりだった。

そう思っていたのに、なぜ途中からボスのワンコンボ撃破をやり始めたかというと、Part32で解説したスタンの仕組みを実践して見せたPart33(動画の25:25から)でのブリードウルフ戦でスタンハメをしたことがきっかけ。

このスタンハメしてボスを蹂躙したことで動画に見応えが出たように思えた。今までより視聴者の方に楽しんでもらえるのではないかと、そしてプレイしている自分も楽しさが倍増していった。
こういう理由で途中からワンコンボ撃破なんてものをやり始めが…懸念通り、こだわりが強く出てしまい動画投稿の間隔が不安定になってしまった。

ボス戦での苦労

ワンコンボ撃破をするためにコンボを構築するのだが、これがかなり大変だった。

まずボスの弱点を突くための技をリストアップし、それが繋がるように順番を考え実践。そうすると、ワンコンボで撃破出来なかったりボスのソウルバーストでそもそもコンボが繋がらなかったりする。
(※ ソウルバーストはボスのHPが一定数減少すると使用する強制的にコンボを途切れさせる技)
次にソウルバーストの発動条件を満たさないように装備で攻撃力を下げる調整を入れる。しかし、攻撃力を下げるとワンコンボ撃破が出来ないので、途中でバフやデバフが入る技を組み込む。そうするとまたソウルバーストの発動条件を満たすので、また装備で攻撃力を調整…を繰り返し、その間にも称号で秘奥義だけ威力を上げるようにしたり弱点連携にするタイミングを考え直したりダウンするタイミングを操作したり…長いもので一回のボス戦でコンボ構築で10時間以上かかったこともある。

コンボ構築が終わってもやることはある。
中盤以降のボス戦はトロフィー獲得のために一度ボスの秘奥義をくらう必要がある。ボスの秘奥義はHPを25%~50%ほど削る必要があるので、削り用のコンボを考えたりもしないといけない。しかも、何故かボスの秘奥義で味方キャラが戦闘不能にならないことにもこだわってしまっていた。

ボス戦の手順はこんな感じ。
1.HPを少し減らして秘奥義を使わせる→ここでキャラが戦闘不能になったらやりなおし
2.秘奥義を見たらワンコンボ撃破の準備→ここでキャラが戦闘不能になったらやりなおし
3.ここまでで変にグダグダした戦闘になっているとやりなおし
4.ワンコンボ撃破をする→コンボをミスしたらやりなおし
5.全体的にテンポが悪ければやりなおし

準備に数十時間、コンボ構築に10時間、ボス戦が納得いく形で終了するのに長いと10時間くらい。
ボスのワンコンボ撃破にこだわった結果、湯水の如く時間がなくなっていく…

投稿間隔が安定しなくなった

上記の「ボスワンコンボ撃破」なんてものをやり始めた弊害として育成パートでの膨大な作業量がつきまとってきた。
称号の獲得や称号Lv上げ、装備の選定に強化、その強化するための素材集め、技の使用回数稼ぎなど、数十時間~250時間ほど作業をする必要が出てきた。
作業をすることで投稿間隔が空くと、投稿出来ていない自分を攻めだして「本当にこんなことやっていていいのか」と考える一方で「いやいや、面白い戦闘を見せたい」と相反する考えがせめぎ合い、それがメンタルを削りに削り、数ヶ月投稿が空くなんてことが頻繁に起こってしまう。(完結するのに5年近くかかってしまった)

もっと気楽に動画活動すればいいのにね。

動画は完走したもののやり残しがある

実は2つやり残しがある。

1つ目、全称号をLv3にしていない。(動画のPart1冒頭でやり込む内容に列挙している)
これは単純に忘れていただけで理由なんてものはない。
言い訳をすると、後半のボス戦や図鑑コンプリート作業で頭がいっぱいいっぱいになり、全称号Lv3のことがすっぽりと頭から抜け落ちてしまった。

2つ目、連携秘奥義最大数を見せる。
これはやりこみ項目にないのでやる必要はないが、動画内でどれだけ連携秘奥義が繋がるのか見せたいなと思っていたまま動画を完結してしまった。
ワンコンボ撃破にこだわった弊害の一つで、連携秘奥義はなんとなく使わないように意識していたのが原因。

これら2つは動画にして供養したいが…いつかやる。と思う。多分。

大変だったボス3選

コンボ構築や下準備など作業時間だけでみたら大変だったボス戦は他にもあるが、今回はその中でもメンタルがゴリゴリに削られたボス戦を選出した。

Part78 メルキオル戦

実況当初はマギルゥでコンボするつもりは無かった。なので、Part78になるまでマギルゥでボス戦を戦うのは避けていたが、ワンコンボに挑戦するようになってからずっと「流石にメルキオルはマギルゥで倒さないとな…」と思っていたので、メルキオル戦で初めてマギルゥでコンボを組んだ動画になっている。

大変だったのは、マギルゥの技はモーションに癖があり、術をコンボに組み込むのものけぞり時間の短いボス戦では難しいところ。さらに、ブレイクソウルがカウンター技でHIT判定がないこともコンボを組みにくくしている。
解決策は、最初に術でコンボを開始することで連携補正によるのけぞり時間の延長効果を活用することと火傷を付与することで更にのけぞり時間を延長してコンボをしやすくした点。
術の連携補正と火傷…今までのボス戦でも使っていたので新しい発想ではないが、ボス戦でマギルゥを操作してこれらを実行するのが難しかった。どうしても1撃目の術が攻撃されたり回避されたりでうまく当たらないので、試行錯誤を繰り返した結果、メルキオルの「幻惑の霊散」を横ステップで回避して術を詠唱することで術が当たるようになりコンボが繋がるようになった。
もう一つ大変だったのは、メルキオルは人種族なのでベルベットでしか弱点連携に出来ない点。
のけぞり時間を伸ばしてコンボが出来るようになったとはいえ、ちょっとでも敵との距離が離れるとガードされたりなどシビアな状態で、マギルゥのコンボ操作とは別にNPCのベルベットに人種族特攻の「無律排反」を使ってもらうのが難しかった。

コンボ構築が出来てもメルキオルの秘奥義を受けたり、パーティーが全滅しないような工夫をしたりで本番ではなかなかうまく戦えず、全部で20時間はメルキオルと戦っていた。

かなり大変だったが、マギルゥでボスに対してコンボが出来るとわかったことが何よりの収穫で、Part78の後にもマギルゥは大活躍してくれた。

Part86 でっぷりっち戦

マギルゥコンボその2。
発動が難しいフォースデトネイターと第三秘奥義をコンボに組み込むというもの。
実はベルセリア実況を開始する前からやってみたいと思っていたコンボだが、ボス戦では無理だろうなと思っていたところ、前述したメルキオル戦でボス戦でもマギルゥはやれると知ったので、今回のでっぷりっち戦でお披露目することになった。

今回のコンボで難しい部分はフォースデトネイター。
フォースデトネイターは発動してからダメージ判定が発生するまでかなり間があるので、コンボに組み込むとボスだとのけぞりが解除されてガード状態になりコンボが途切れてしまう。
解決策はダウンを確定で発生させ、ダウン中にフォースデトネイターを当てるということ。ダウンはある程度攻撃をした状態でダウン属性を持つ技を当てると確定で敵がダウンする。これを利用してフォースデトネイターをHITさせた。

もう一つ厄介な仕様があり、フォースデトネイターは8HITの技だが内容としては4HIT+4HITで、間に少し間があること。そのせいでボスののけぞりが解除されコンボが途切れてしまう。
これの解決策は、フォースデトネイターが4HITしたところで仲間たちが次々とスイッチブラストを当ててのけぞりを継続させるというもの。

文章にするとかなりわかりにくいので動画をどうぞ。Part86でかなり詳しく解説している。

Part92 フェニックス戦

ただただめんどくさいだけのボス戦。

フェニックスは秘奥義が2種類あり、発生条件も特殊。さらに秘奥義を発動させるためにHPを削ったり、秘奥義を発動させないように状態異常にしたり、それらをやろうとしてもフェニックスは動きが早く攻撃力が高いため少し油断すると一気に倒されてしまう。
コンボ構築が…とか、装備・称号の選定が…とかではなく、ただただ手順が多く、その手順を実行している間に何度も倒されたりしてやり直すはめになるという、本当にただただめんどくさいだけのボス戦だった。

最後に

ゼスティリアのときほど裏話的な要素はないけど、ベルセリアはとにかく作業量が多く、その苦労話ばかりなってしまいました。
ただ、苦労以上に楽しく納得のいく動画が作れたので概ね満足してます。
キャラやストーリーが素晴らしく、戦闘システムも過去作に引けを取らない出来で大好きなゲームの一つです。その実況動画が無事に完結できたので一つの自信になりました。

やり残しを動画にして供養したいのとは別に、実はもう一つベルセリアでやりたいことが残っていて、一応計画は考えてます。ちょっとした動画だけどね。
いつになるかわからないけど、必ず動画を作って投稿するので頭の片隅で期待していただけると嬉しいです。

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