キャプチャーの録画ボタンを押し、マイクの録音ボタンを押し、画面に向かって一人でぼそぼそと喋り始めて開始した初めてのゲーム実況。もう6年ほど前のことだからうろ覚えだけど動画では話さない内容を裏話として書いてみた。
実況の概要
まずはゼスティリアやりこみ実況の概要とデータについてまとめてみた。
実況タイトル | 【TOZ】テイルズオブゼスティリア さくさくトロコン解説実況 |
投稿期間 | 初投稿:2016/07/02 18:30 ~ 最終回:2017/10/14 21:00(469日間) |
やりこみ内容 | トロフィーコンプリート、エドナステータスMAX 強力な装備作成、最強ボスノーダメージ撃破 |
動画数 | お蔵入り1本+本編67本+DLC編5本 |
総再生時間 | 29時間56分22秒(約1796分) |
ニコ動総再生数 | 201,460再生(2022年9月21日時点) |
ニコ動総コメント数 | 4159コメント(2022年9月21日時点) |
こうやってデータをまとめてみると面白い。
僕は人気な実況者ではなけど総数とは言え20万再生あると思うとちょっとした自信になる。
4000以上ものコメントをいただけて本当に動画制作のモチベーションになったし、無事に完走することが出来た。
ありがとうございます。
ゲーム実況をしようと思った理由
学生時代にニコニコ動画を知ってゲーム実況というジャンルを見始めたが最初はそんなにハマらなかった。大きなリアクションをしたりガヤガヤとしゃべっていたりする実況が肌に合わず、たまーに暇つぶしに見るくらいだった。
そんなある日、けーけーさんの「【実況】テイルズオブグレイセスfをトロコン解説しながら世界を知る」という動画を見つけた。落ち着いた実況スタイルに喋る攻略本と呼ばれる解説で初めてハマった動画だ。
グレイセスfの動画を見始めてから実況というものに興味が出てきたので、けーけーさんと同じように大好きなテイルズのやりこみプレイを動画にしてみたいと思った。思ったものの、実際にどうやって動画を作ればいいかわからなかったので漠然と実況やってみたいなーくらいだった。
それから解説実況だったり落ち着いた喋りの実況を探して精力的にゲーム実況を見ていたのだが、そこで見つけたのがダンボールマンさんの「スターオーシャン4トロフィー100%【実況】」だった。
とにかく丁寧な編集が特徴でテンポもよく、たまに入れる面白い編集ネタにドはまりして毎日更新を楽しみにしていた。
そんなダンボールマンさんの動画が2016年3月に完結したのを見届けて、自分がやりたい実況がなんとなく固まった。(ちなみに、終わったと思っていたSO4の動画は2016年10月に真の完結編が投稿された。)
けーけーさんのような丁寧なテイルズの実況+ダンボールマンさんのような編集
このスタイルでいこう!と思い立ち、実況するために必要なものを調べ、機材を購入し、編集の勉強を軽くして2016年7月2日にゼスティリア実況Part1を投稿することが出来た。
実況の裏話
ということで前置きが長くなったがここから裏話。
タイトルの候補は当時僕のゲームプレイ環境で出来るPS2のリメイクデスティニーとデスティニー2とリバース、PS3のヴェスペリアとエクシリアとゼスティリアの6つ。(グレイセスfはまだけーけーさんの動画が完結していなかったので、なんとなく候補から外した。)
この中から選んでいたが「トロコン」という目的がある方が実況者としても視聴者としても分かりやすい要素だと思ったのでPS3テイルズに絞り、各タイトルの攻略本を熟読してみた。
ヴェスペリアは面白い動画が作れそうだったが、兎にも角にもボリュームが気になった。初めての動画で完結まで実況出来る気がしなかった。もっと実況に慣れてからに。
エクシリアはボリュームがちょうどよくトロコン難易度も低いので良いかと思ったが、トロコンをする過程であまり工夫の余地がないなーと思ったので候補から外した。
ゼスティリアは話題に新しくボリュームも丁度いい、そして何よりトロフィーの獲得条件が面白く工夫できると思った。
ということで、頭の中で実況のイメージをしつつ色々考えた結果…ゼスティリアのトロコン実況に決めた。
ただ、ゼスティリアには最大の懸念点があった。
ゼスティリアの実況に決めたは良いものの、当時ゼスティリアは炎上していた。
炎上に関しては僕は正直どうでもいいし、外野の評価や言動なんかもどうでもいい。ゼスティリアは最後まで楽しくプレイ出来たしキャラクターも大好きだ。自分の評価を最大限に信頼している。
とはいえ、動画を投稿となるともしかしたら炎上をネタにしたコメントが書かれる可能性があり、僕はどうでもいいのだが同じようにゼスティリアが好きで見てくれてる視聴者が嫌な思いをするのではないかという怖さがあった。
ビビってしまった僕は出来るだけそういったコメントが来ないよう視聴者の気を散らすために合間合間に変な編集を入れたり、変な感じでストーリーシーンを少しカットしたりしたのだが…結果、思ったよりそういったコメントはなく杞憂に終わった。
ストーリーシーンを少しカットしていると書いたが、カットしている理由は2つある。
1つ目は、先程も書いたようにビビってしまった結果イベントシーンをカットすることで変なコメントが極力書かれないようにするため。
2つ目は、初見プレイではないのでリアクションが取れないし、やりこみ部分が動画の売りなので少しでもテンポのいい動画にするため。
今思えばビビりすぎ。変なコメントを書く人は少なくPart3くらいからはいなくなったのでストーリーもしっかり見せればよかったと思うし、テンポをよくするためにストーリーカットは間違っている。テンポというのは無駄・冗長なところをカットすることで、見せるべきシーンは見せないといけない。
このストーリーシーンのカットは今でも後悔している部分で、やり直せるならもう一度ゼスティリアの実況をしたい。戦闘システムにももっと踏み込んで面白い戦闘を見せたいし。
実況タイトル「テイルズオブゼスティリア さくさくトロコン解説実況」の「さくさく」は、「トロコン」に掛かっている。さくさくとトロフィーを取るという意味で、さくさくと実況するという意味ではない。
そのさくさく部分というのはPart59のトロフィー獲得方法のことで、似たような取得条件のトロフィーを少ない作業で大量に獲得するというもの。
このトロフィー獲得方法を見せたいがためにタイトルに「さくさく」なんて付けたけど、実況そのものがサクサクとしたテンポの良いものだと勘違いさせたのは申し訳ないと思っている。
で、実はこのトロフィー獲得方法は一切検証をしていない。攻略本等をみて組み立てた手順で、実況を撮るその日までうまくいくかどうかわからない状態だった。
というか、そもそもゼスティリアのトロフィーコンプリートなんてしていない
トロコン実況をする人は基本的にプライベートなデータでトロコンしてから実況動画を取るものだと思うが、僕はプライベートでトロコンをしていなかった。
だってめんどくさかったから。
僕は実はトロフィーに全く興味がない。トロフィーによっては自分がやりたくないプレイをしないと取れないものがあり、正直「やりこみ」ではなく「やりこませ」だと思っている。僕はやりこみは好きだが、それは僕がやりたいことをやりこむことであって、指示された内容をやりこむのは好きではなかった。なのでゼスティリアのトロコン検証も一切やらずに実況を撮り始めたのである。
では何故トロコンなんて実況を始めたかというと、前述したように動画として分かりやすい目的を示しやすかったから。
Part59はうまくトロフィーが獲得できたからよかったものの、うまく出来なかった場合、僕はどうしていたんだろう。失踪していたか、こっそりと「さくさく」という文字をタイトルから消すかしていかもしれない。
ちなみに、現在はトロフィー獲得の魅力については少しだけ理解出来るようになった。今もやりこませは好きではないが、食わず嫌いせずにやってみることでゲームの新しい魅力だったり達成感が味わえることが分かったので、好きなゲームだけトロフィーコンプリートを目指すことにしている。
これは裏話というより後悔している話だけど、もっと戦闘システムを理解してボス戦やコンボを見せられる動画にすればよかったかなと思っている。トロフィーを取るにあたって戦闘の質は問われないので疎かにしてしまった。
やっぱりテイルズといえば戦闘システムも大きな特徴の一つで、他のゲームにはない唯一無二のものだと思っていて、それの解説ややりこみをしなかったのはかなりもったいない。
今更動画を作り直すのは厳しいので、今後もしかしたら何かしらの形でゼスティリアの戦闘にフォーカスした動画を作るかもしれない。
作らないかもしれない。期待せずに。
最後に
6年前のことなので、本当はもっと裏話はあると思うけど思い出せないのでこのあたりで終わります。
こういうのは動画が完結してすぐ書かないといけないね。
もっと100時間かかったやりこみ作業の裏側だったり泣く泣くカットした内容について書きたかったけど。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
読んだ方はきっとゼスティリア実況を視聴した方だと思うので、合わせてお礼を言わせていただきます。
ご視聴ありがとうございました!